
【2026年最新版】ヘラクレスオオカブトのギネス記録は?歴代記録も紹介
ヘラクレスオオカブトのギネス記録って、今どれくらいなのか気になりますよね。
実は、2025年に飼育下でのビークワギネス記録が184.3mmにまで到達しています。2022年の182.8mmからわずか3年で約2mmも伸びており、ヘラクレスオオカブトの大型化は年々加速しています。
この記事では、ヘラクレスオオカブトの最新ギネス記録から歴代の記録更新の歴史、さらには今後190mmに届く可能性はあるのかまで、詳しく解説していきます。
ヘラクレスオオカブトの現在のギネス記録は184.3mm【2025年】
2025年に発表されたビークワギネス(BE-KUWAギネス)の最新記録は、184.3mmです。
この記録を達成したのは、台湾の昆虫専門店「愛森螗甲蟲生物館」の黃聖堯(こう せいぎょう)氏。日本国外のブリーダーがビークワギネスを更新したのは、これが史上初のことです。
記録個体のデータは以下の通りです。
- 体長:184.3mm
- 亜種:ヘラクレス・ヘラクレス(原名亜種)
- 3齢幼虫時の体重:185g
- 蛹時の体重:149g
- 蛹時の胸角の長さ:129mm
なお、この個体は羽化後数日で亡くなっています。巨大化を極めた個体ほど、羽化不全や短命のリスクが伴うのが現実です。
そもそもビークワギネスとは?
「ビークワギネス」とは、日本の昆虫専門誌『BE-KUWA(ビー・クワ)』(むし社発行)が認定する飼育下での最大体長記録のことです。
ギネスブックの「ギネス世界記録」とは別の仕組みですが、カブトムシ・クワガタムシの飼育界では世界的に最も権威のある記録として知られています。毎年、飼育個体の測定結果を応募し、BE-KUWA誌上で最大記録が更新・発表される仕組みです。
ヘラクレスオオカブトのギネス記録の歴史【2009〜2025年】
ここからは、ヘラクレスオオカブトのビークワギネスがどのように更新されてきたのかを振り返ってみましょう。
| 年 | サイズ | 記録保持者 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 184.3mm | 黃聖堯(台湾・愛森螗甲蟲生物館) | 初の海外ブリーダー |
| 2024 | 183.5mm | 池元隆通 / chaser1106(岡山県・アートオブヘラクレス) | |
| 2022 | 182.8mm | 河野博史 / HirokA(宮崎県延岡市) | |
| 2018 | 181.0mm | 松田健治 / Amazonico | 初の180mm超え |
| 2017 | 174.2mm | 河野博史 / HirokA | |
| 2016 | 171.8mm | 河野光伸 / リバーフィールド | |
| 2015 | 171.0mm | 河野博史 / HirokA | 初の170mm超え |
| 2011 | 167.7mm | 河野光伸 / リバーフィールド | |
| 2010 | 165.3mm | 河野光伸 / リバーフィールド | |
| 2009 | 164.2mm | 河野光伸 / リバーフィールド |
2009年の164.2mmから2025年の184.3mmまで、約16年間で20mm以上も伸びていることがわかります。
ここからは、特に大きな転換点となった記録更新について詳しく紹介していきます。
2022年:182.8mm — HirokA氏が記録を奪還
2022年に記録を更新したのは、宮崎県延岡市でぶどう農家を営みながらヘラクレスオオカブトの飼育に情熱を注ぐHirokA(河野博史)氏です。
HirokA氏は2015年(171.0mm)、2017年(174.2mm)にもギネスを保持しており、2018年にAmazonico(松田健治氏)に181.0mmで記録を抜かれた後、約4年の歳月をかけて182.8mmの大記録で王座を奪還しました。
HirokA氏は現在も1,000〜2,000頭のヘラクレスオオカブトを飼育しており、2025年には大阪万博のカブトムシドームにもヘラクレスオオカブトを出展しています。日本を代表するヘラクレスブリーダーの一人です。
参考:RKB毎日放送「ヘラクレスしか育てない〜世界一のカブトムシブリーダー〜」
HirokA氏のビークワギネス獲得時の投稿:
00-181
— HirokA (@HirokA_world) May 19, 2022
世界最大の称号‼️
ビークワギネス、盾とゼリーを戴きました👍👍👍
レコード個体に使用のBマット、袋閉じで失敗したものですが20リットルを2名様にプレゼントします😊 pic.twitter.com/V5BOcNxwGf
2024年:183.5mm — アートオブヘラクレスが新時代を切り拓く
2024年のビークワギネスを更新したのは、岡山県真庭市のブリーダー池元隆通氏(chaser1106 / アートオブヘラクレス)です。
2023年10月に羽化した個体「momo835」が183.5mmを記録し、HirokA氏の182.8mmを0.7mm上回りました。
注目すべきは、前蛹時の体重がわずか146gだったにもかかわらず183.5mmに到達した点です。一般的に大型個体は幼虫時の体重が重い傾向にありますが、この個体は体のバランスと角の配分が完璧だったとされており、「重ければ大きくなる」という単純な公式ではないことを証明した個体でもあります。
参考:アートオブヘラクレス「世界一のヘラクレスオオカブト誕生!ギネス達成!!」
chaser1106氏のギネス獲得時の投稿:
ヘラクレス ギネス獲得!!
— chaser1106 (@chaser1106_SDU) April 13, 2024
努力が実り、これ以上ない最高の喜びを感じてます。
私の家族、フォロワーの人、今までヘラクレスを買ってくれた人、ブログ、YouTubeを見てくれてる人、ツイートを見てくれてる人、全ての人に感謝します!#ヘラクレスギネス #ヘラクレスレコード #ヘラクレス世界記録 pic.twitter.com/ZBHhsVEJiX
2025年:184.3mm — 台湾のブリーダーが世界記録を更新
そして2025年、台湾の黃聖堯氏が184.3mmで記録を更新。ヘラクレスオオカブトのブリーディングが日本国内にとどまらず、国際的な競争の時代に入ったことを象徴する出来事です。
種親のオスには、HirokA氏(河野博史氏)から購入した175.5mmの個体が使用されており、日本のブリーダーが築いてきた血統の技術が海を渡って花開いた形とも言えるでしょう。
2018年以前:170mm台の攻防
2018年以前の記録更新は、HirokA(河野博史)氏とリバーフィールド(河野光伸氏)の2人が交互に記録を塗り替える展開でした。
2009年に164.2mmだった記録は、リバーフィールドの河野光伸氏が2010年(165.3mm)、2011年(167.7mm)と着実に伸ばし、2015年以降はHirokA氏が170mm台に突入。そして2018年にAmazonico(松田健治氏)が181.0mmで初めて180mmの壁を破り、ヘラクレスブリーディングの新しい時代の幕を開けました。
野生のヘラクレスオオカブトの最大記録は?
ここまではすべて飼育下(ブリード個体)の記録ですが、野生のヘラクレスオオカブトの最大記録も気になるところですよね。
野生で記録されている最大のヘラクレスオオカブトは、172.7mmです。1932年にカリブ海のグアドループ島で採集された標本で、非常に古い記録です。
飼育下の記録(184.3mm)と比べると約12mmも小さいことからもわかるように、現代のブリーディング技術は野生個体を大幅に超えるサイズを実現できるレベルに達しています。
これは、温度管理やマット(餌)の品質管理、血統の選別といった技術の積み重ねがあってこそのことです。ヘラクレスオオカブトの飼育方法や幼虫のマット選びに興味がある方は、ぜひそちらの記事もご覧ください。
ヘラクレスオオカブトのギネス記録は190mmに届くのか?
過去の記録を見ると、2009年の164.2mmから2025年の184.3mmまで、16年間で20.1mmも記録が伸びています。特に2018年以降の伸びは著しく、7年間で3.3mmという急成長を見せています。
このペースが続けば、190mmへの到達も夢ではないように思えますが、実際にはいくつかの壁があります。
190mmへの壁:生物的な限界と技術的な課題
ヘラクレスオオカブトの体長は「頭角の先端から上翅の末端まで」で測定されますが、体が大きくなるほど角が曲がりやすく、完品(角がまっすぐな個体)で羽化させることが難しくなります。
また、2025年の記録個体(184.3mm)が羽化後数日で亡くなったことからもわかるように、サイズの極限を追求すると個体の生存力とのトレードオフが生まれます。
190mmへの期待:国際化による競争の激化
一方で、2025年に台湾のブリーダーが記録を更新したことで、今後は日本だけでなく世界中のブリーダーがギネスを狙う展開が予想されます。競争が激化すればするほど、技術革新のスピードも上がるはずです。
個人的には、185mmの壁は近い将来に突破されるのではないかと感じています。190mmとなると少し時間がかかるかもしれませんが、10年前に180mm超えが夢物語だったことを考えると、可能性はゼロではないでしょう。
今後のビークワギネスの動向からも目が離せませんね。
まとめ
この記事では、ヘラクレスオオカブトのギネス記録について、最新情報から歴代の記録更新の歴史までを紹介しました。
ポイントをまとめると、以下の通りです。
- 最新のビークワギネス記録は184.3mm(2025年・台湾の黃聖堯氏)
- 2009年の164.2mmから16年間で20mm以上も記録が伸びている
- 2024〜2025年に日本国外のブリーダーも参入し、国際的な競争が始まっている
- 190mmへの到達は生物的な限界との戦いだが、可能性はゼロではない
ヘラクレスオオカブトの飼育に興味がある方は、ぜひヘラクレスオオカブトの飼育方法まとめもチェックしてみてください。
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