ヘラクレス・パスコアリの特徴は?入手難易度や平均価格も調査してみた!
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ヘラクレス・パスコアリの特徴は?入手難易度や平均価格も調査してみた!

公開日 更新日 執筆: はると(ヘラクレス本舗編集部)

ヘラクレス・パスコアリは、ブラジル東部の限られた地域に分布するヘラクレスの仲間です。頭角の突起が小さいことと、胸角が短めで根元が太いことが特徴です。BE-KUWAの2025年度表に載る飼育レコードは149.0mmで、太くまとまった角の姿に魅力があります。

入手するにあたっての難易度や平均価格についても調査して紹介していますので、これから購入を考えている方は是非お役立てください。

ヘラクレス・パスコアリとは

ヘラクレスパスコアリとはヘラクレスオオカブトの13亜種のうちの1種類です。

いったいどのあたりに住んでいる種類なのか、また“パスコアリ”という名前の由来はどこからきているのか、について調べてみました。

ヘラクレス・パスコアリの生息地

ヘラクレス・パスコアリの生息地

ヘラクレス・パスコアリはブラジル東南部(Bahia州東南部、Espilito Santo州北東部)のごく限られたエリアにのみ生息しているヘラクレスオオカブトです。

標高の低い地域に生息するヘラクレスオオカブトで、現地では灯火などに集まった個体がよく観察されているそうです。ただし、ブラジルでは野生動物の採集や輸出に規制があり、無許可で国外へ持ち出すことはできません。輸出にはIBAMAの許可制度がありますが、制度があることと、パスコアリの野外採集個体をペット用に輸出できることは別です。購入する際は、国内での累代や個体の由来を確認できる販売先を選びましょう。

その他のヘラクレス種の生息地は『ヘラクレスオオカブトの生息地』も併せてご覧ください。

パスコアリの名前の由来

ヘラクレス・パスコアリの「パスコアリ」という名前は、この種を命名した方の息子さんの名前「Pascjoal Coelho Grossi(パスコアル コエーリョ グロッシ)氏」にちなんで名づけられたといわれています。

はると

現地では「セハドール(木をボロボロにする)」や「ビコド(角が長い)」と呼ばれてるみたいだよ!

ヘラクレス・パスコアリの特徴

ヘラクレス・パスコアリのわかりやすい特徴は以下の2点でしょう。

  • 頭角突起が完全消失している(もしくは、ほぼ消失している)
  • 胸角が他亜種よりも短めで、根元の部分が太めである

頭角の突起が目立たない姿は手がかりになりますが、タカクワイなどにも似た特徴があります。突起の有無だけで判断せず、胸角全体の形や産地、親個体と累代の記録を合わせて確認すると安心です。

パスコアリの特徴|ギネスサイズについて

ヘラクレス・パスコアリ(オス)のギネスサイズは149.0mmとされています。この記録は2022年の飼育レコードで、2025年度のレコード表でも塗り替えられていない記録となります。

飼育者がそもそも多くない、ということも記録が更新されていない理由の1つであると考えられるので、もしヘラクレス・パスコアリを入手することができたらギネス記録を狙ってみるのも面白いかもしれません。

参考:BE-KUWA認定飼育レコード表(2025年度版) – むし社

ヘラクレス・パスコアリの入手難易度[レア度]

ヘラクレス・パスコアリの入手難易度は店舗入手とオークション入手とでは、大きく難易度(レア度)が変わってきます。

パスコアリの店舗での入手難易度|★★★★★

もし仮に店舗(昆虫ショップ)での購入を考えているのであれば、その難易度はかなり高いといえるでしょう。その理由は以下の3点にあります。

  • 野外採集個体の入荷を見込んで探すのは難しい
  • 取り扱っている卸業者さんがほぼいない
  • そもそも飼育者が少ない

これら3つの条件が重なって、ヘラクレス・パスコアリを店舗入手する難易度がかなり高くなっています。ただし、カブクワシーズンの7月~9月あたりであれば、ごくわずかに取り扱っていいるショップさんもあるかもしれませんので、お近くの店舗に問い合わせてみるとよいでしょう。

パスコアリのヤフオクでの入手難易度|★★★☆☆

ヤフオクで探す方法もありますが、出品の有無や頻度は時期によって変わります。生体か標本か、成虫か幼虫かを確かめ、産地と累代の記録が分かる出品を選んでください。

ヘラクレス・パスコアリの平均価格

ヘラクレス・パスコアリの平均価格を過去のヤフーオークションの落札価格から調べてみました。参考に程度に役に立てていただければ幸いです。

ヘラクレス・パスコアリの成虫の平均価格

成虫の価格を決める要素は以下の2つだと考えられます。

  • サイズ
  • ♂♀ペアなのか、単品なのか

まずサイズについて、当たり前だと思いますが、サイズが大きい個体ほど価格は高くなります。特に、130mmを超える個体は高額で取引される傾向にあります。

成虫価格の過去実績(ペア価格)
  • ♂115mmのペア:9,000円
  • ♂119mmのペア:13,000円
  • ♂133mmのペア:39,000円
  • ♂143mmのペア:40,000円

次に、ペアなのか単品なのかについてですが、オスとメスのどちらも揃えることを前提とするのであれば、ペアで購入したときのほうが安く済む傾向にあります。もちろん、オークションですので価格はその時々で大きく変動することに注意をしましょう。

ヘラクレス・パスコアリの幼虫の平均価格

ヘラクレス・パスコアリに限った話ではないですが、カブトムシやクワガタを購入する際は、幼虫の価格のほうが成虫よりも安くなります。

ヘラクレス・パスコアリの幼虫の価格を決める要素は以下の2点です。

  • 幼虫の大きさ(加齢の具合)
  • 親のサイズ

特に1つ目に挙げた「幼虫の大きさ(加齢の具合)」は幼虫の価格に大きな影響を与えます。どういうことかというと、幼虫が大きい(=加齢している)ということは羽化まで期間が短いことを指します。つまり、すぐに成虫になる幼虫であれば高値で取引され、成虫まで時間がかかる個体は比較的安価に手に入れることができます。

幼虫価格の過去実績
  • 初齢幼虫×5頭:4000円
  • 3齢幼虫ペア(2頭):3000円

2つ目に挙げた親のサイズですが、パスコアリの場合はあまり親のサイズが’記載されて売っている個体は多くはないですが、仮に130mmを超えるような大型個体からの幼虫の場合は、やや高値で取引されることが予想されます。

ヘラクレス・パスコアリの飼育方法

ヘラクレス・パスコアリも、まずはヘラクレス共通の目安で管理します。温度は成虫22〜25℃、幼虫20〜23℃、蛹20〜22℃が目安です。成虫は1匹ずつ飼い、止まり木などの足場を用意しましょう。未後食のうちはエサを入れずに静かに見守り、動き出してエサを探すようになったらゼリーを用意します。幼虫のマットは2〜3か月に1回を基本に状態を見て交換し、古いマットも一部残してください。

もし、ヘラクレスオオカブトの飼育方法がわからない方や、不安な方は『ヘラクレスオオカブトの飼育方法』も併せてご覧ください。

まとめ

ヘラクレス・パスコアリは全13亜種のヘラクレスオオカブトの中でも、かなり特徴的な種類ですので筆者も大好きな種類です。

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