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ヘラクレスオオカブトの幼虫のマット交換頻度は?大きく育てるマット交換のやり方をご紹介!

ヘラクレスオオカブトの幼虫のマット交換頻度は?大きく育てるマット交換のやり方をご紹介!

ヘラクレスオオカブトの幼虫のマット交換頻度で悩んではいませんか?幼虫への負担や、金銭的な問題などいろいろ絡み合っていて、どれくらいの期間で交換するのが最適なのかわかりませんよね。

実は、マットの交換頻度にはある程度の正解があります。なぜそう言い切れるのかというと、とあるプロブリーダーさんがマット交換の頻度を一定に定めて、実際にそれを実践されているという情報があるからです。

この記事では、ヘラクレスオオカブトの幼虫の最適なマット交換頻度と、実際のマット交換のやり方を解説していきます。この記事を読めば、誰でも適切なタイミングでマット交換ができるようになり、幼虫を大きく育てられるようになること間違いなしですので、ぜひ最後までご覧ください。

ヘラクレスオオカブトの幼虫のマット交換頻度

結論からお伝えすると、この記事でお勧めするヘラクレスオオカブトの幼虫のマット交換頻度は3か月と20日前後です。これはアマゾニコ式のヘラクレスブリード方法でも紹介している交換頻度ですので、より詳しく知りたい方は『超大型ヘラクレスのブリード方法』も併せてご覧ください。

ただし、ここで注意していただきたいのは管理しているケースの大きさです。アマゾニコ式では、ヘラクレスオオカブトの幼虫を Q-BOX40 にいれて管理していますが、このケースは約10リットルのマットが入ります。マットの量が多いほど、マットの劣化スピードは落ちる傾向にあるので、もし Q-BOX40 よりも小さいケースで管理している場合には、3か月に一回くらいの頻度にしてあげるほうが良いかもしれません。

はると

ヘラクレスの幼虫飼育ケースで有名な「いれと庫」は文庫本サイズの場合は7.5リットル、DVDサイズの場合は12リットルと表記されているから、サイズによってっは早めのマット交換をしたほうがいいかもね!

ヘラクレスオオカブトの幼虫のマット交換に必要な準備

まずはマット交換の準備を始めていきましょう。必要な道具は以下の通りです。

  • ガス抜き済みの新しいマット
  • トロ舟(60リットル推奨)
  • ゴム手袋
  • 計量器(記録する場合)
  • マジックペン(記録する場合)

場合によってはなくても大丈夫な道具もあるので、それぞれ確認していきましょう。

【必須】幼虫のマット交換に必要な道具

まずは必ず用意すべき道具から確認していきましょう。

  • ガス抜き済みの新しいマット
  • トロ舟(60リットル推奨)
  • ゴム手袋

上記3点は、ヘラクレスオオカブトの幼虫のマット交換をする上で必ず必要な道具になります。それぞれ確認していきましょう。

ガス抜き済みの新しいマット

これは言うまでもないですね。マット交換をするということは、新しいマットを用意しなければいけません。

注意すべき点としては、必ずガス抜きを終えたマットを使用するという点です。しっかりとマットのガス抜きをしてあげないと、幼虫が死んでしまう可能性があるので注意しましょう。

ガス抜きのやり方については『発酵マットのガス抜きの方法や期間』も併せてご覧ください。

トロ舟(60リットル推奨)

トロ舟も幼虫のマット交換時には必須道具です。ガス抜きの際にマットを広げる容器としても使えますし、いざマット交換をする際の古いマットを溜めておく容器としても使えます。

どちらも用途も使えるように、2つほど持っておくとかなり便利かと思います。容量のおすすめは60リットルです。これくらいあると大量のマット交換をしてもすぐには溢れないため、マット交換が非常にやりやすくなります。

ゴム手袋

忘れがちなゴム手袋ですが、ヘラクレスオオカブトの幼虫のマット交換においては非常に重要な道具です。

ゴム手袋を装着する目的は、幼虫を人間の体温や菌から守るためです。

人間の体温はヘラクレスオオカブトの幼虫からすると高温です。よく「魚は人間から掴まれるとヤケドをする」と聞いたことがありますよね。幼虫においても同じことがいえると考えていて、人間から素手で掴まれるのは幼虫にとってあまり好ましくない環境であるといえます。

また、人間の手にはたくさんの菌が付着しているといわれています。この状態のままヘラクレスオオカブトの幼虫に触れてしまうと幼虫に菌が感染して、黒点病などの病気の原因になる可能性がありますのでゴム手袋はしっかりと装着するようにしましょう。

【プロへの一歩】幼虫のマット交換に必要な道具

ここからは、ヘラクレスオオカブトの幼虫のマット交換に必須ではないものの、プロブリーダーの方なら必ず用意しているものを紹介していきます。

  • 計量器
  • マジックペン

上記は幼虫の体重を計測して記録するための道具になります。

幼虫の体重を記録することは、幼虫のコンディションをチェックするためにも必要ですし、自分の育て方を振り返るためにも重要なことです。

もし、いままで一度も幼虫の体重を計測したことがないのであれば、今回のマット交換からでもいいのでぜひ計測をしてみてください。幼虫体重の記録を始めることによって、マット交換の作業がめんどくさいものから、楽しみなものへと変わることでしょう!

ヘラクレスオオカブトの幼虫のマット交換方法

ここからはマット交換のやり方を解説していきます。また、ここで紹介する内容はアマゾニコ式ヘラクレスオオカブトのブリード方法に即したやり方を紹介させていただいています。

マット交換の手順

マット交換の手順は以下の3つに分けられます。それぞれ確認していきましょう。

  1. ガス抜きした新しいマットに加水する
  2. 幼虫の入った容器を優しくひっくり返す
  3. 新しいマット9割+表面に古いマットを足す

ガス抜きした新しいマットに加水する

まずは新しいマットに加水をしていきます。水分量はマットを握ってダマにならない程度を意識してみてください。

幼虫の入った容器を優しくひっくり返す

幼虫を取り出しましょう。ケースをひっくり返す際はケースをたたいて出すのではなく、優しく出すようにしましょう。ただし、3齢終期の幼虫を取り出す際は蛹室を作っている可能性があるので、ひっくり返すのではなく、表面の土を削るようにして少しずつ掘り出しましょう。

新しいマット9割+表面に古いマットを足す

幼虫を取り出したら、必要に応じて体重計測を行いましょう。計測後は、幼虫を新しいマットで埋めるようにしてケースの8~9割ほどまで入れましょう。新しいマットを入れ終えたら、最後に古いマットを1~2cmほど足してあげましょう。これはコバエの発生防止に役立ちます。

マット交換時のポイント

上記で紹介したマット交換手順の中から、重要なポイントだけをピックアップしてまとめてみましたので最後にご確認ください。

  • マットに加水する水分量は、マットを握ってダマにならない程度
  • 幼虫の取り出しは慎重に行う(特に、3齢終期の場合はひっくり返すのはNG)
  • 新しいマットの上に古いマットを1~2cm足す

ヘラクレスオオカブトの幼虫のマット交換をする際は上記のポイントを意識してみてください。

まとめ

ここまでの内容をまとめます。

この記事のまとめ
  • マット交換頻度は3か月と20日前後に1回
    ※10リットルケースの場合
  • マット交換には「新しいマット」「トロ舟」「ゴム手袋」が必須
  • マットはすべて交換しない

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